FrontBaseをインストールしたとき、そのアカウントがFrontBase用に使われるものであれば、必要性の有無によらず、、/Local/Library/FrontBase/bin および、/Local/Applications といったパスが既にあるだろう。
/Local/Library/FrontBase は、Mac OS X サーバの“home”である。そのほかの、ほとんどのプラットフォームにおいては、/usr/FrontBase がホームディレクトリとなる。
データベースの生成と開始
データベースを生成したり、開始するためには、まずターミナル・ウィンドウを開いて以下のガイドラインに従う。ユーザは、以下のガイドライン中の、ボールド体部分のみ入力すればよい。
まず、FBExecプロセスを実行する:
localhost> ps axc | grep FBExec
上記コマンドで、何も出力されなかった場合には、FBExecは実行されていない。今度はコマンドを使って実行する:
localhost> /Local/Library/FrontBase/bin/FBExec &
コマンドを使ってデータベースを生成するか、すでにあるデータベースを開始する:
localhost> /Local/Library/FrontBase/bin/FrontBase MyDatabase &
指定されたデータベースは、/Local/Library/FrontBase/Databases/MyDatabase.fb に配置されたファイルにストアされる。そのファイルが存在していなければ、改めて生成され、新しいデータベースがブートストラップされる。
コンピュータが再起動したとき、FBExecが 自動的に開始されるような状態は、FBExecが正しくインストールされていない証拠である。注意すること。
sql92
データベースにアクセスするための、インタラクティブ・ツールに関係する行は、このリリースに含まれている。このツールは次のようにしてコマンド呼び出しできる:
localhost> /Local/Library/FrontBase/bin/sql92
データベースに、SQL92ステートメントを続けて接続する場合は:
sql92> connect to <database-name> [on <host-name>] [user <user-name>];
ホスト名を省略した場合、カレントのホスト名が使われる。ユーザ名が省略された場合は、ログイン名が使われる。
Always terminate SQL 92 commands with a ';'
SQL92 コマンドは、sql92プログラムが、セミコロンに出会うまで、サーバに送られることはない。SQL92が行単位ならば、SQL92コマンドが実行される前に、行を終了させておかねばならない。
sql92 Documentation
Transactions
トランザクションは、必要に応じてサーバが自動的に開始する。ほとんどのステートメントで、トランザクションが必要となる。カレント・トランザクションは、commit あるいは rollback で終わる。デフォルトのSQL 92では、ロック機能付き、直列化可能な書き込みアクセスをデフォルトとしている。これでは、結果的に、1回あたり1トランザクションしか、テーブルにアクセスできない。
ユーザは、SQL仕様にしたがって、デフォルト設定を変更することができる。
SQL92 を使って作業する際には、データベースへのアクセスをブロックしないよう、常にcommitかrollbackを使わねばならない。
ブロックは、EOF型アプリケーションには意味がない。これらは、とても短いトランザクションにのみ作用するからだ。
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